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駄文~大戦?~:『ICB』 3rd Album  2005.12.9作 

駄文~大戦?~

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ICB


『ICB』 3rd Album  2005.12.9作 


陳羣は獅子天ホールの楽屋に帰りながら考えていた。
何が悪かったんだろう。
『オンエアバトル☆計略編』に出場すること、9回。
12組が参加して、5組がテレビでオンエアされるサバイバル番組。
放送しては駄目だと思った計略は、観客が持っているボールを投げつける。
つまり、ボールが少ないほどオンエアしてもいい計略なのだ。
最高で100人、100アタックが出れば、絶対に放送されない。
番組のディレクターの話だと、だいたい40アタックでギリギリだそうだ。
陳羣が出場するといつも35アタック前後。
しかし、いつも他の出場者が20~30アタック前後をだすのでオンエアされなかった。
運がないと言えば・・・ない。
最近の陳羣のあだ名は「不運の陳羣」だった。
今日も、今日とて、反省会。
自分の何処が駄目だったかを考えてみるのだった・・・。




舞台袖からゆっくりと、巻物を持って出ていく。
これは、いつものこと。
舞台中央に立つと、ライトのせいか、緊張のせいか、だらだらと汗が流れてくる。
これからの説明にすべてを賭ける。
巻物を見ながらの説明は悪くなかった。
皆、この説明に納得して、頷いてくれる人までいる。
そういえば・・・。
計略の使用方法を説明して、実際に使ったとき、皆の表情が変わったような気がする。
なんだ、何があった・・・。
!!!
そうか!あの声だ!
あの『けーけっけっけ』という何とも言えない声に、皆引いたのだ!
やはり、あれは『はーはっはっは』にしとけばよかったのだ。
今更ながらに後悔する陳羣であった。
大きなため息を一つついたその時。
「あ~、今日出てた人だ~」
そこには今日の司会者、ダブルSの蔡文姫がいた。
後ろには甄もいる。
「し、司会、お、お疲れさまです」
「お疲れさまです。残念でしたね。応援してたんですよ」
甄に微笑まれて、陳羣は天まで昇る気持ちだった。
「あ、ありがとうございます」
「じゃ、また出てね~」
「また出場してくださいね」
ダブルSは楽屋に入っていった。

陳羣はちょっとうきうきしながら、楽屋に入った。
他の出演者達は、もう帰ったらしい。
ふと見ると陳羣の荷物の近くに箱があった。
アンケート用紙とこの獅子天ホール名物、獅子天饅頭が置いてある。
その上にメッセージが・・・。
『オンエアにならなくて残念でした。あなたの計略が一番良かったと思います。これに負けず、また頑張ってください。獅子天ホール館長より』
陳羣はちょっと感動した。
そうだ、もう一回チャレンジしてみよう。
今度こそ、オンエアされるかもしれないもの。
ダブルSも館長も応援してくれてるんだし・・・。

しかし、陳羣は知らなかった。
この獅子天饅頭は、今日来た人、全員に配られていたことに・・・。



-おしまい-


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