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駄文~大戦?~:『ICB』 5th Album  2006.1.24作

駄文~大戦?~

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『ICB』 5th Album  2006.1.24作





周瑜は、諸葛亮と司馬イの睨みあいを見ながら、頭を抱えていた。
どうしてこんなことになってしまったんだろう。

今日は周瑜の家で夫婦仲良く集まって、新年会をすることになっていた。
集まってすぐに女性陣はお雑煮を作るといって、調理場へ行ってしまった。
しかし残された男3人はこれといってすることもなく、なにかして遊ぼうということになった。
周瑜は久しぶりに『龍之介のお正月はこれで遊ぶ!』の本を本棚から取り出した。
「どうですか。これをやりませんか?」
二人は顔を見合わせたが、やることもないので周瑜の提案を受け入れた。
この遊びの本はどれも独特だったが、わかりやすく書かれていて、3人はそれを見ながら遊んでいた。

荀平合わせ、リョーチョーかるた、むつー並べ、三国志大戦おふらいん・・・。

しかし三人は、理解力があった為、あっという間にその遊びを終わらせてしまうのだった。

一通り遊び終わって、ちょっと休憩。
司馬イは獅子天饅頭を食べながら、この饅頭はおいしいですね、何処で売っているんですか?などと諸葛亮に聞いたりしている。
周瑜は次の遊びを探して、本をぱらぱらとめくっていた。
ふと、最後のページを開けると封筒が糊付けされている。
封筒には『禁断の正月遊び封入』と書いてあり、悩ましげな女性が描かれている。
『何太后』というらしい。
こんな物、ついていただろうか?
表紙を確認してみると、帯に『遊び研究家TOM9氏推薦「禁断の遊びがとてもおもしろいんです。遊んでみる価値はありますよ。僕はこれでいろいろとおいしい思いをしました(笑)」』と書かれている。
こんな帯があっただろうか?
もう一度、最後のページに戻ってみる。
その時、濃厚な甘い香りが周瑜を襲った。
立ちくらみのような感覚、そして・・・。
気がつけば、封筒を破っていた。
これで遊ぶつもりはなかったが、とりあえず封筒の中に入っている遊び方を見る。
獅子天崩し・・・どうやら、二人で遊ぶものらしい。
周瑜は二人にこの遊びをするかどうか、確認するのだった・・・。

そして、この獅子天崩しをし始めてから、雲行きが怪しくなった。
二人ともやけに、けんか腰になってしまったのだ。
にらみ合いの後、諸葛亮は小さくなって、はやく士気たまんない?などと小声で呟いている。
その背後では、ごろごろと音がしている。
一方の司馬イは、背後にごぼごぼと水音がしている。
川が決壊しそうな勢いだ。
こちらも、士気をためているようだ。
水と雷・・・。
!!!
このままでは、この家は崩壊してしまう!
周瑜が止めようと、士気をためる。
!!!
これでは本当に家が崩壊する!
そこに明るい声が響いた。
「亮ちん、出来たよ~」
皆が振り向いたそこには、黄月英がお雑煮のお盆を持って立っていた。
「あ~、亮ちん、また何か悪いことしてたんじゃないでしょうね」
諸葛亮が小さくなっているのをみて、黄月英がお盆を置いて諸葛亮をじっと見た。
「ちがうもん。司馬イくんが悪いんだもん」
「も~、そうやって人のせいにする。何があったの?」
「何って・・・」
諸葛亮と司馬イは顔を見合わせる。
「何だったっけ?」
「またくだらないことで喧嘩してたんでしょ~。今日は罰としてこの大きさでいなさい」
「え~、え~、この大きさ大変なんだもん。ダメ?」
うるうる瞳で黄月英を見る諸葛亮。
「亮ちんかわいい☆でもダメ」
「え~」
それを見ていた司馬イの耳元で張春華が低い声音でささやく。
「あなた、汚い鼠一匹、私が退治してあげましょうか?」
その途端、司馬イの背後に寒気が走った。
「いや、正月早々そんなことはしなくていい。いつか私が、いやそろそろ私が・・・」
しどろもどろの司馬イ。
「あら、残念だこと」
薄く微笑む張春華を前に、『ここで止めなければ、絶対にやる気だ』と確信を持った司馬イであった・・・。

「・・・うまく収まってよかったですね」
「小喬・・・」
いつのまにか周瑜の隣に小喬がいた。
小喬ならわかるだろうか?
「小喬、この本なんだけど・・・」
周瑜は事情を説明した。
すべてを話し終わったとき、小喬はにっこりと微笑んだ。
「この禁断のお正月遊び『獅子天崩し』は愛しあっているものがするんですよ。彼らなら喧嘩になるのは当然のこと。でも・・・」
小喬は周瑜の手に、手を絡ませた。
「愛しあっている者ならもっと近しくなれるんですよ」
「小喬・・・」
小喬はそっと周瑜に頭を預けた。
「私達には必要ではなかったようですね」
二人はしばらくそうしていたが・・・。
「さあ、お雑煮食べましょ。冷めてしまいます」
気がついた小喬が、周瑜の手を引く。
笑顔の小喬に導かれながら、周瑜は今年もいい年になりそうだな、と考えていた。

★おしまい★


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