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駄文~大戦?~:『ICB』 7th Album  2006.4.2作

駄文~大戦?~

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ICB


『ICB』 7th Album  2006.4.2作


発端は昨日の飲み会。
はしごしまくって、何件目だったろう。
ふらっと入ったある酒場。

名前は・・・そう、響輝と言った。
そこの酒場のおやじに聞いた話。
ここから少しいった深い森の奥に桃源郷があるという。
・・・うさん臭い話。
いつもなら、それで片付けられた。
しかし、おやじのたくみな話術と給仕の作る酒とにすっかり酔った4人は、次の日その森にいってみることにするのだった。

『森を抜けたら吊り橋がかかっている。そこを抜けるとすぐだ』




その肝心の吊り橋は、渡れなくなっていた。
誰かに切られたのか、それとも長年風雨に晒され弱っていたのか・・・吊り橋は、見事に落ちていた。
「くそっ!TOM9のおやじ!」
曹操は地面を蹴った。
「怪しいとは思っていたが・・・あふ」
あくびをする劉備。
「あの龍之介とかいう給仕の酒に酔わされたか」
ふっと笑う孫堅。
「・・・」
董卓は無言でこの状況を眺めている。
「これで終わりだな。さて、帰るか」
「ここまで来て、帰るというのか!劉備」
「しようがないだろ。渡れないんだから。それとも・・・」
劉備は少し意地悪気な顔をして曹操を見る。
「曹操殿は渡れると?」
ぐっと詰まる曹操。
その声を聞きながら、孫堅は橋がかかっていたと思われる崖下を覗き込んでいる。
董卓も一緒に覗き込む。
何事か考えて、孫堅が董卓に縄を持たせた。
その縄を董卓はぐるぐるとお腹に巻き付けた。
お互いにうなずいて・・・。
董卓が崖下に落ちていく。
「あっ!」
二人の声が重なる。
落ちたかに見えた董卓は、『ぽよん』という音が聞こえた後に、再び姿を見せ向こう側にたどり着いた。
「さあ行くぞ!」
「そ、孫堅殿!」
「孫堅、今の技は・・・」
「ふっ、董卓殿のゴムのような脂肪を利用したまで・・・」
「さ、さすが董卓殿だ!」
こうして、4人は無事に向こう側にたどり着いたのだった・・・。

しばらく行くと、大きな2階建ての家が見えてきた。
あれが桃源郷か・・・。
いつの間にか4人は早足になっていた。
「待て!四人一緒に開けようじゃないか」
曹操が途中で3人を制する。
「そ、そうだな。皆で開けよう、いいな」
劉備は順番に皆の顔を見ていく。
「抜け駆けは許さんぞ」
孫堅も同じように皆の顔を伺っている。
「・・・」
4人とも頷く。
そして、ドアの前に辿り着いた。
4人それぞれがそれぞれの桃源郷を思い描く。
ごっくん。
誰かが唾を飲み込んだ時、4人の手がドアを開けた。
ドアは思いのほか軽かった。
『ばん』という大きな音とともにドアが全開になった。
目に入ったのは、かわいらしい熊のような生き物。
突然ドアが開いて、びっくりしたのだろう。
わた菓子をくわえたまま、こちらを見て固まっている。
そしてハッとすると、手足をバタバタさせながら喋りはじめた。
「あ~、らいぱのわた菓子を食べに来たんだね。でも、リョーチョーが作ってくれたわた菓子は誰にもあげないよ!全部らいぱのだぉ。とってもおいしんだぉ。らいぱ、リョーチョーのブログの解説してるからご褒美にもらったんだぉ」
4人は思った。

か、かわいい♪

「思っていた桃源郷じゃなかったけど、これはこれでいいな」
「うむ、劉備殿のいう通り」
「劉備も孫堅もどんな桃源郷を思い浮かべていたんだ?」
「それはな、ま、いろいろだよ・・・なっ、孫堅殿」
「そ、そうだな、劉備殿。・・・そういう曹操殿はどうなんだ」
「ま、まあいろいろだ・・・いろいろ・・・」
乾いた笑い声をあげる3人であった。
「じゃ、帰るか・・・」

その頃、董卓はらいぱをじ~っと見ていた。
びくびくするらいぱ。
董卓の手がらいぱに伸びる。
びくんとなって目をぎゅっとつぶるらいぱ。
その手はらいぱの頭をなでなでしだした。
目を開けるらいぱ。
しばらく撫でていると、そのうち耳が『ぴるぴる』動き出す。
「董卓、行くぞ!」
呼ばれて、董卓の手が離れる。
少しためらって、らいぱが声をかける。
「お、おじさん、これあげるぉ。リョーチョーがらいぱの為に作ってくれたわた菓子だけど、ちょっとだけおじさんにあげるぉ」
わた菓子を董卓の手に渡す。
らいぱの耳が『ぴるぴるぴる』と早い速度で動いている。
董卓はもう一度らいぱの頭を撫でるとドアから出ていった。

「それ、どうしたんだ?董卓殿」
入り口で待っていた劉備が聞く。
無言でわた菓子を食べる董卓。
そのわた菓子は、ほわほわでほんのり甘くて・・・。
「・・・董卓殿が笑ってるのを始めて見たよ。すげ~うまいんだな」
その時、曹操と孫堅がやってきた。
「劉備、やっぱりTOM9のおやじにだまされた。簡単にここに来る方法があったんだ」
「やっぱりな。どこかで見たことあると思った」
「劉備殿も人が悪い。わかっていたなら、教えてくれれば・・・」
「いや、さっき気付いたんだよ。ここって村の名物だ・・・ほら、あそこ」
劉備が指差す先、そこには大きな桜の木があった。
今が旬と咲き誇る薄いピンクの花。
その花びらが、風に乗ってこちらにやってくる。
「思い出した・・・」
「俺もだ。酔っぱらってその名前だけ記憶していたんだな」
この大きな桜の名前が。
「桃源郷・・・」
4人の声が重なる。
そして4人は笑い出した。
「たまにはこんなこともいいな」
「だが、騙されるのは二度とごめんだ」
「じゃ、飲みに行くか」
「響輝に!」
また4人の声が重なる。
そして、4人は酒場に行くために歩き出すのだった・・・。

☆-おしまい-☆


『ICB』 8th Albumを読む

発端は昨日の飲み会。
はしごしまくって、何件目だったろう。
ふらっと入ったある酒場。

名前は・・・そう、響輝と言った。
そこの酒場のおやじに聞いた話。
ここから少しいった深い森の奥に桃源郷があるという。
・・・うさん臭い話。
いつもなら、それで片付けられた。
しかし、おやじのたくみな話術と給仕の作る酒とにすっかり酔った4人は、次の日その森にいってみることにするのだった。

『森を抜けたら吊り橋がかかっている。そこを抜けるとすぐだ』

その肝心の吊り橋は、渡れなくなっていた。
誰かに切られたのか、それとも長年風雨に晒され弱っていたのか・・・吊り橋は、見事に落ちていた。
「くそっ!TOM9のおやじ!」
曹操は地面を蹴った。
「怪しいとは思っていたが・・・あふ」
あくびをする劉備。
「あの龍之介とかいう給仕の酒に酔わされたか」
ふっと笑う孫堅。
「・・・」
董卓は無言でこの状況を眺めている。
「これで終わりだな。さて、帰るか」
「ここまで来て、帰るというのか!劉備」
「しようがないだろ。渡れないんだから。それとも・・・」
劉備は少し意地悪気な顔をして曹操を見る。
「曹操殿は渡れると?」
ぐっと詰まる曹操。
その声を聞きながら、孫堅は橋がかかっていたと思われる崖下を覗き込んでいる。
董卓も一緒に覗き込む。
何事か考えて、孫堅が董卓に縄を持たせた。
その縄を董卓はぐるぐるとお腹に巻き付けた。
お互いにうなずいて・・・。
董卓が崖下に落ちていく。
「あっ!」
二人の声が重なる。
落ちたかに見えた董卓は、『ぽよん』という音が聞こえた後に、再び姿を見せ向こう側にたどり着いた。
「さあ行くぞ!」
「そ、孫堅殿!」
「孫堅、今の技は・・・」
「ふっ、董卓殿のゴムのような脂肪を利用したまで・・・」
「さ、さすが董卓殿だ!」
こうして、4人は無事に向こう側にたどり着いたのだった・・・。

しばらく行くと、大きな2階建ての家が見えてきた。
あれが桃源郷か・・・。
いつの間にか4人は早足になっていた。
「待て!四人一緒に開けようじゃないか」
曹操が途中で3人を制する。
「そ、そうだな。皆で開けよう、いいな」
劉備は順番に皆の顔を見ていく。
「抜け駆けは許さんぞ」
孫堅も同じように皆の顔を伺っている。
「・・・」
4人とも頷く。
そして、ドアの前に辿り着いた。
4人それぞれがそれぞれの桃源郷を思い描く。
ごっくん。
誰かが唾を飲み込んだ時、4人の手がドアを開けた。
ドアは思いのほか軽かった。
『ばん』という大きな音とともにドアが全開になった。
目に入ったのは、かわいらしい熊のような生き物。
突然ドアが開いて、びっくりしたのだろう。
わた菓子をくわえたまま、こちらを見て固まっている。
そしてハッとすると、手足をバタバタさせながら喋りはじめた。
「あ~、らいぱのわた菓子を食べに来たんだね。でも、リョーチョーが作ってくれたわた菓子は誰にもあげないよ!全部らいぱのだぉ。とってもおいしんだぉ。らいぱ、リョーチョーのブログの解説してるからご褒美にもらったんだぉ」
4人は思った。

か、かわいい♪

「思っていた桃源郷じゃなかったけど、これはこれでいいな」
「うむ、劉備殿のいう通り」
「劉備も孫堅もどんな桃源郷を思い浮かべていたんだ?」
「それはな、ま、いろいろだよ・・・なっ、孫堅殿」
「そ、そうだな、劉備殿。・・・そういう曹操殿はどうなんだ」
「ま、まあいろいろだ・・・いろいろ・・・」
乾いた笑い声をあげる3人であった。
「じゃ、帰るか・・・」

その頃、董卓はらいぱをじ~っと見ていた。
びくびくするらいぱ。
董卓の手がらいぱに伸びる。
びくんとなって目をぎゅっとつぶるらいぱ。
その手はらいぱの頭をなでなでしだした。
目を開けるらいぱ。
しばらく撫でていると、そのうち耳が『ぴるぴる』動き出す。
「董卓、行くぞ!」
呼ばれて、董卓の手が離れる。
少しためらって、らいぱが声をかける。
「お、おじさん、これあげるぉ。リョーチョーがらいぱの為に作ってくれたわた菓子だけど、ちょっとだけおじさんにあげるぉ」
わた菓子を董卓の手に渡す。
らいぱの耳が『ぴるぴるぴる』と早い速度で動いている。
董卓はもう一度らいぱの頭を撫でるとドアから出ていった。

「それ、どうしたんだ?董卓殿」
入り口で待っていた劉備が聞く。
無言でわた菓子を食べる董卓。
そのわた菓子は、ほわほわでほんのり甘くて・・・。
「・・・董卓殿が笑ってるのを始めて見たよ。すげ~うまいんだな」
その時、曹操と孫堅がやってきた。
「劉備、やっぱりTOM9のおやじにだまされた。簡単にここに来る方法があったんだ」
「やっぱりな。どこかで見たことあると思った」
「劉備殿も人が悪い。わかっていたなら、教えてくれれば・・・」
「いや、さっき気付いたんだよ。ここって村の名物だ・・・ほら、あそこ」
劉備が指差す先、そこには大きな桜の木があった。
今が旬と咲き誇る薄いピンクの花。
その花びらが、風に乗ってこちらにやってくる。
「思い出した・・・」
「俺もだ。酔っぱらってその名前だけ記憶していたんだな」
この大きな桜の名前が。
「桃源郷・・・」
4人の声が重なる。
そして4人は笑い出した。
「たまにはこんなこともいいな」
「だが、騙されるのは二度とごめんだ」
「じゃ、飲みに行くか」
「響輝に!」
また4人の声が重なる。
そして、4人は酒場に行くために歩き出すのだった・・・。

☆-おしまい-☆


『ICB』 8th Albumを読む

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